平成30年11月定例議会本会議 一般質問​

11月20日

宮崎議員のご質問にお答えいたします。最初に、医療等に関するご質問にお答えします。

まず、長野県における長寿の要因についてのお尋ねですが、長野県は、平成22年の調査において、平均寿命が男女ともに全国第1位となっております。 長野県によると、「県民の高い就業意欲や積極的な社会参加などの健康に対する意識が高いこと」、「地域において医療保健活動が活発に行われたこと」、「健康ボランティアの活動が活発であること」が、長寿の要因であると分析しています。  なお、本区においては、健康寿命が高い傾向にあり、これは、区民一人ひとりの健康の維持や増進に対する意識の高さが大きく寄与しているものと認識しております。  引き続き、医療機関と保健所が連携して保健予防活動を展開するとともに、介護予防や高齢者の社会参画の推進等といった、区民の自主的な取り組みを支援することで、更なる健康増進を目指してまいります。

次に、薬の服用についてのお尋ねですが

 薬は、病気やけがの治癒に資する有益なものである一方、正しく使わなければ思わぬ副作用を引き起こす可能性があるものと 認識しております。  このため、厚生労働省及び日本薬剤師会が発行しているパンフレットや、区が選定した冊子等により、薬の正しい使い方や副 作用についての周知に努めているところです。

 

次に、薬の副作用についてのご質問にお 答えします。

 副作用とは、過敏症状や胃腸障害など、薬の望ましくない作用であり、特に高齢者の方は複数の疾患を患っている場合が多いことから、薬の飲み合わせのリスクも生じております。本区では、薬剤師による飲み合わせの確認や服薬指導を徹底するよう、薬局等に対し指導しているところです。また、薬の服用時に異常を感じた場合には、すぐに医師や薬剤師など専門家へ相談するよう、引き続き周知啓発に努めてまいります。

次に、高血圧等の基準値についてのご質 問にお答えします。

医師の診断等に際して用いられる基準値については、国により適切に示されているものと認識しております。 なお、区の健康診査については、国の示す判断基準に基づいて実施しております。

次に、院内感染についてのご質問にお答えします

医療機関において、薬剤耐性菌の発生予防や、院内感染の防止のためには、組織的対策に取り組むことが必要とされます。各医療機関には、法令に基づき、「院内感染対策のための指針」及び「院内感染対策マニュアル」の整備が義務づけられており、区としても、立入検査等を通じて指導を行っております。

 

次に、がん検診に関するご質問にお答え します。

まず、検診と死亡率の関係についてのお尋ねですが、国は、科学的根拠に基づき、がんによる死亡の減少につながる検診を指針として定めており、区はこの指針に基づいて検診を実施しております。 泰阜(やすおか)村におけるがん検診と死亡率については、当時の村民の年齢構成や検診による発見後の治療状況等、様々な要因が考えられ、その関係性は詳らかではありませんが、区としては、今後とも、国の指針に基づいた検診を実施することで、区民の死亡率の減少に努めてまいります。

次に、検診における見落としについての お尋ねですが

がん検診の精度は、必ずしも100%ではないものと認識しております。お尋ねの杉並区の事案については、先日、「杉並区肺がん検診外部検証等委員会答申」において、二重読影の実施にあたり適切な体制がとられていなかったことが問題点の一つとして挙げられ、改善に向けた提言がなされているところです。 本区といたしましては、区民に信頼される検診を実施するため、検診を委託している医師会や医療機関に対して、検診の精度の確認を行い、適切な検診体制が確保されるよう努めてまいります。

次に、レントゲン装置及びCT検査につ いてのご質問にお答えします。

区の健康診査で行っている胸部X線検査は、全て直接撮影により実施しております。 また、CT検査については、区の各種検診では実施しておりませんが、その必要性については、患者の状態に応じて、医師が個別に判断するものと認識しております。

次に、ワクチンの接種についてのご質問にお答えします。

定期予防接種として実施している高齢者インフルエンザ予防接種については、一定程度の副反応が起こる可能性があることから、接種の有効性や安全性、また、接種後に起こり得る副反応についての周知をしながら、予防接種事業を実施しております。HPVワクチンについては、現在、国の方針に基づき、積極的な勧奨を差し控えておりますが、接種を希望する方には、国のリーフレットを活用し、ワクチンの意義や効果及び接種後の注意等について、周知しております。なお、4種混合ワクチンの接種時期や接種回数については、免疫をつけるために国が規定したものであり、子どもを感染症から守るために必要なものと考えております。

次に、医療費削減についてのご質問にお答えします。

区では、現在、特定健康診査・特定保健指導をはじめとする保健事業や、ジェネリック医薬品の利用勧奨、医療費通知などの医療費適正化事業等を実施しております。さらに、今年度から、薬剤費削減の取り組みとして、文京区薬剤師会が実施する「ぶんきょうお薬バッグ」事業の周知・啓発への協力を行っており、今後も、これらの医療費適正化に向けた取り組みを進めてまいります。また、フレイル予防や介護予防、スポーツを通じた健康増進などにおいても、医療費の抑制につながる効果が期待されていることから、今後も、様々な事業により、区民の健康を支えてまいります。

次に、免震装置についてのご質問にお答えします。

本区の区有施設では、本郷小学校においてKYB社製の免震オイルダンパ一を使用しておりますが、先日、KYB社より、当該装置における計測データの改ざんの有無については、現在調査中であるとの報告を受けております。国土交通省からは、大臣認定の内容に適合しない装置が建築物に使用されている場合においても、震度6強から7程度の地震 に対して倒壊の恐れは無いとの見解が示されておりますが、区としては、KYB社に対し、速やかに本郷小学校の安全性の調査を行うよう求めてまいります。また、区有施設以外の区内の建築物についても現在調査中とのことであり、不適合製品が使用されている建築物があった場合は、都と連携し、所有者への働きかけ等を行いながら、適切に対応してまいります。

最後に、幼児保育無償化に関するご質問にお答えします。

まず、給食費の負担についてのお尋ねですが、幼稚園及び保育園における給食費の負担については、国の方針決定を鑑みて、保護者の負担が適切なものとなるよう検討してまいります。

次に、保育士の確保策についてのお尋ねですが、

区では、保育士の確保に向けて、都が主催する保育士就職相談会を通じ、事業者と就業希望者とのマッチングを行っているほか、「保育士等キャリアアップ補助金」や、「保育従事職員宿舎借上げ支援事業補助金」等の活用により、保育士の処遇改善を図っております。

教育に関するご質問にお答えします。

はじめに、性教育に関するご質問にお答えします。まず、東京都教育委員会が実施した、「中学生性教育実施状況に関する調査」の結果についてのお尋ねですが、正しい性知識を身につけているかという点に対しては、中学校の性教育において、知識・理解の確実な定着が図られているものの、ー方で、生徒が日常生活で様々な媒体からの多種多様な情報の影響を受け、冷やかしやからかいなどの言動等も見られることから、今回のように意見が分かれる結果になったと捉えております。

次に、外部講師の活用についてのお尋ねですが、

現在は、小・中学校の教員や養護教諭等が、学習指導要領の趣旨や、児童• 生徒の実態を踏まえ、教科用図書を用いて適切に指導しております。外部講師の活用については、今後、研究してまいります。 なお、東京都教育委員会では、この調査の結果を受けて、性教育の手引きを改定する予定となっております。避妊や性犯罪などの取扱いにつきましては、この新しい手引きも指導の参考としてまいります

次に、学力向上の対策についてのお尋ねですが、

校長会と連携し、土曜授業の実施等で確実に授業時数を確保するとともに、ICT環境を整備するなどにより、新学習 指導要領の趣旨である「主体的・対話的で深い学び」の実現を図っております。また、教育委員会が毎年実施している学校訪問等を通して、各校の授業改善推進プランや、全国学カ・学習状況調査の結果を基に、授業改善を図るように指導しております。

最後に、幼保一元化についてのお尋ね ですが、

保護者の就労状況に関わりなく、子どもが教育・保育を一体的に受けることができる幼保一元化施設は、区民の多様な子育てニーズに的確に対応するために重要であると考えております。本区におきましては、平成1 8年度から、幼保一元化施設として、柳町こどもの森を設置し、運営しております。また、平成28年度からは、「保育園型認定こども園」として、お茶の水女子大学認定こども園を設置し、運営しております。さらに、今後、園舎の改築等が予定さ れている明化幼稚園、柳町こどもの森、後楽幼稚園及び湯島幼稚園については、新たな園舎の整備後に「幼稚園型認定こども園」として開設する予定です。今後も、区立幼稚園の園舎の改築等が行われる際には、その時々における保育所待機児童数の状況等を踏まえ、園毎に個別に認定こども園化を検討してまいります。